最近、「メタバース」という言葉を耳にする機会が増えました。
また、メタバースビジネスも活発になっていくと言われています。
しかし、初めて聞くという方もまだまだ多いと思います。
それでは、「VR」という言葉はいかがでしょう?
VRという言葉であれば、みなさん一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このVRとメタバースには「仮想」という共通点が存在します。
今回は、このメタバースとVRの違いやメタバースビジネスの将来性について解説します。
目次
メタバースとVR・ARの違い
メタバースとVR(Virtual Reality)、AR(Augmented Reality)の違いを簡単にいうと、「メタバース」は仮想空間、「VR」はその体験のための手段や技術、「AR」は拡張現実です。
以下でそれぞれの違いについて解説します。
メタバースとは?
メタバースとは、「meta(超越した)」と「universe(宇宙)」という2つの言葉から作られた造語です。
元々はSF作家のニール・スティーヴンスンの著作「スノウ・クラッシュ」の作中に出てくるWeb上の仮想世界のことでした。
そこから将来のインターネット環境のコンセプトモデルおよびインターネット上の仮装空間サービスの通称として用いられるようになったのです。
しかし近年では「仮想空間と現実社会を組み合わせたサービス」とされることが多くなりました。
VRとは?
VRは、一般的には、CGで作られた世界を、現実のように見せる技術です。
例えば、ゲームをプレイする際、VRを活用すると自分がまるでゲームの世界に存在するかのように360度の3D空間を体験できます。
一般的にVRの体験には、ゴーグルやヘッドセットが必要ですが、視界の全てを覆うように装着すると一層没入感が高まります。
要するにメタバース上の空間でVRを活用すると自分が実際にその空間にいるような体験ができる仕組みです。
ARとは?
ARは、スマホなどを介して、3DCGなどを現実世界に「拡張表示」できる技術です。
あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、すでに一般的にも広く活用されています。
例えば、スマホでGoogleマップを立ち上げ目的地を検索し「ライブビュー」をタップ後、周りの風景をカメラアプリで読み込ませると、矢印で目的地に向けての情報が現実世界に重ね合わせ表示されます。
これはほんの一例ですが、現実の世界および風景に、CGの映像や情報を重ね合わせる技術がARです。
メタバースの活用によるメリット
メタバースの活用によるメリットの代表的なものは以下の通りです。
- 今までにないエンターテインメント体験
- 移動や接触がなくコミュニケーションできる
- 本当にその場にいるような臨場感が味わえる
- クリエイターとしての発信やビジネスに参加できる
メタバース内でユーザーは、ゲームはもちろん、ショッピングや旅行、イベントの参加などの今までになかった形でのエンターテインメント体験ができます。
また自宅にいながらにして世界中のユーザーとコミュニケーションが取れ、さらにまるでその場にいるような臨場感も味わえます。
そして、クリエイターとしてビジネスに参加することも可能で、自分も発信側にもなれるのです。
メタバースによりどのようなビジネスが展開されるのか
今後メタバースを利用したビジネスはどのように展開されていくのでしょう。
例えば、Meta(旧facebook)は、すでに「Horizon Workrooms」のサービスを開始しており、仮想空間にVRゴーグルをつけてアクセスすると、仮想空間作りや同僚と仕事をすることができます。
また、KDDIの新しいメタバースビジネス「VIRTUAL CITY」はバーチャル上の自分のアバターを操作して、実際の都市に遊びに行けて、そこで実店舗の在庫状況と連動した状態で、洋服の試着やリアルとの融合した路上ライブなどを構想しているそうです。
実際のビジネスシーンにおけるメタバースの活用例
ここからはビジネスシーンにおいてメタバースが活用されている実際の事例について解説します。
詳しく見ていきましょう。
VRChat
「VRChat」はアメリカの企業VRChat.Incが運営しているソーシャルVRアプリです。
メインコンテンツはチャットルームで、複数のユーザーで会話ができます。
また、オブジェクトを作ったり、ものの売買も可能など社会的な交流ができるので、SNS的な要素が強いアプリといえます。
オリジナルのアバターを作れますが、その際VR技術を活用し、コミュニケーション時の表情も実装できます。
Cluster
Clusterは現在最も名が知られている国産のメタバースです。
元々はVRイベントのプラットフォームとして発足しましたが、その後現在のようなメタバースプラットフォームに発展しました。
Clusterの最大の特徴は、VRヘッドセット、デスクトップPC、スマートフォンなど、どのデバイスからでもアクセスできることです。
どの環境からでも同じようにメタバース空間に入れます。
また国産なので日本語UIに対応しており、操作で困ることはありません。
まとめ
メタバースは比較的新しいサービスで定義そのものも定まっていないものもありますが、これから伸びる分野だと思われます。
メタバースを通したビジネスに関しても、まだまだ広がっていくと思います。
それにより私たちの生活や働き方も変わってくるでしょう。
メタバースビジネスを進めるに当たってもさまざまな場面で契約の締結という場面があるでしょう。
そのようにして締結した契約書ですが、「書類を保管するスペースがない」「書類をどこに保管してあるのか分からない」「閲覧問い合わせが面倒」など契約書管理のお悩みごとはございませんでしょうか?
そのような場合は、SRIの「BUNTANリーガル」にお任せください。
締結された契約書の情報をWEBシステムの「BUNTAN」にデータベース化し、契約情報の検索や期限管理はもちろん、契約書原本の保管から廃棄までのライフサイクルやPDFなどの電子データまで一元管理いたします。
契約書の保管方法にお悩みの企業様はぜひ一度SRIにご相談ください。